熟年夫婦に学ぶことは多い


熟年夫婦に学ぶことは多い

「夫婦善哉(めおとぜんざい)」という食べ物があります。
ぜんざいという甘味なのですが、
ふたつのお椀のぜんざいが出てくる、大阪名物の甘味で、
これは夫婦が揃って食べると「夫婦縁がよくなる」とか言われています。
また「恋愛が成就する」とも言われている縁起物です。

夫婦善哉はかつて小説にもなり、
また映画化もされるほどの、大ブームになりました。

でも最近の若い人は御存じないかもしれませんね。

ある程度年配の方を「酸いも甘いも知りつくし」などと表現しますが、
この「夫婦善哉」のように熟年夫婦はじっくりと味がしみ込み、
また滲み出てくるものです。

熟年夫婦に学ぶことは多いです。
しかし学ぶ価値のあるご夫婦を選ばないといけませんね。

これは外国語の学習と同じです。

あるアメリカ人のキリスト教宣教師が、日本へ来て宣教活動を行なっていました。
その牧師様は説教の時に「天のおっとつぁんが・・・」と始めたのです。

この部分は本来であれば「天の父が・・・」というべきところなのでしょうが。

きっとこの牧師さんは日本へ来て日本語を学んだのが、
正式な日本語教育機関でではなくて、
一般の人から学んだのではないかと思います。

おなじように、すべての物事は自分の中に取り込もうとした場合、
その取り込もうとしている対象を吟味しないと、大変なことになります。

熟年夫婦に学ぶべきことはやはり「夫婦円満の秘訣とは?」ということでしょうね。

夫婦円満の秘訣に関しては、様々なノウハウ本も出版されているようです。
もちろん書籍で学ぶことも必要ですが、
実際に円満な夫婦関係を築いているといった、
御夫婦に弟子入りをする覚悟で学ぶのが一番ですね。

弟子入りとはいっても、まさか住み込みという訳にも行かないでしょうから、
交流を深めて、普段の生活ぶりを拝見したり、
お話をうかがったりという努力でしょう。

とはいっても、各々の方にはそれぞれの生活やお仕事もありますから、
そういった悠長なことは現実的に難しい、ということが、
熟年夫婦から学ぶことのネックになっている部分です。

あと、物事にはすべて表があれば裏もあるものです。

熟年夫婦はそれぞれ相手のマイナス面を長い間かけて見つづけて来たため、
いい加減イヤになってしまい、子供たちも手が離れ、
自分たちもやりたいことが出来る、言いたいことが言える時が訪れた、
ということで、「熟年離婚」が最近増加しているようです。

ですが、大きく捉えると、それもまた勉強という意味では、
年配者から学ぶものは非常に多いものです。